・下諏訪の創業90年を超える老舗和菓子屋店
福田屋の歴史は1918(大正7)年、初代・佐野竹一が下諏訪に店を構えたことに始まります。
町の人に愛され続ける福田屋の名物の信州あべ川餅は、
平べったくて、大きめのサイズできな粉のみ。
きな粉の芳醇な香りが口いっぱいに広がる素朴さはお年寄りから小さな子まで大好きな味わい。
創業から他店におろすことなく、本店のみで販売している福田屋原点の味です。
万治の石仏のこと
稲穂に見立てた四角いお餅と万事の顔型のお餅です。
秋の収穫の時期、稲穂が実る田んぼの真ん中に腰を下している万事を現しています。
お餅の中には信州で取れるお米、大豆、くるみ、ごま、
よもぎなどが入り、五穀豊穣の願いを込めております。
1974年、たまたま諏訪大社の御柱祭を見学に来られこの石仏と対面された、
画家の岡本太郎さんや、作家の新田次郎さん方が感嘆されたことにより、
一躍話題を呼び講演又は雑誌等で全国に紹介され知られることになりました。
石仏の「万治」は、この石仏を建立した願主が、
万治3年(西暦1660年)と刻まれているところによるものです。
今では下諏訪を代表する観光地となっており、多くの観光客が見学に来られます!
その万事の石仏をモチーフにしたお餅は、下諏訪で人気のお土産商品として定着しています!