【伊賀名物 元祖かたやきとは】
伊賀忍者の携帯食。その昔、伊賀の忍者が、敵方の屋敷にひそかに忍び込み、屋根裏や床下、物置などにかくれ、敵状を視察し、ときに攻撃の機を待つとき、かさが少なく、かつ滋養にとむ「かたやき」を食料として携帯した。当時伊賀の忍者は刀の鍔や柱の基礎石などに打ちつけて割ってたべたものです。
いまでは「かたやき」は伊賀名物のうち第一番にかぞえられるもので歴史の古い珍菓となっています。一枚を手のひらにのせ木づちで打ちつけるか、他の一枚を直角にこれに打ちつけるとたやすく割れます。こまかく割り、しばらく口にふくんでいるとかみくだきやすくなり、ご老若を問わずおいしくお召し上がりになれます。